親族のみの結婚式(少人数結婚式)での演出のヒントと少人数だからこその良さ

結婚式について

こんにちは。

ウェディングを中心に活動しているフォトグラファーの高野です。

今は千葉県の南流山駅近くにある事務所兼プチスタジオでも撮影をしており、スタジオ撮影としても対応しております。

シンプルだからこそ残せる雰囲気や表情があるので、ぜひそうした写真も検討してみてください!

ウェディング以外にも、家族写真や企業写真、フード写真など多岐に渡り対応しておりますので、何か気になればお気軽にご連絡ください。

LINE@でのお問い合わせも大歓迎です。

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今はコロナの影響もあり、人数を増やしての結婚式をするというのがなかなか難しくなっている状況です。

人数が多くないと、盛り上がれない。親族だけだと話がもたない。などそういった不安を持っている方もいます。

今回はこちらの記事で、親族だけなどの少人数での結婚式で自分たちの結婚式のコンテンツに少しでも不安がある方に演出のヒントなどをお伝えしていければと思います。

こんな方におすすめ

  • 人数が減って寂しく感じる
  • 親族だけだと盛り上がれないかもと不安
  • 歓談だけだと何して良いかわからなくなる

こういった方にはおすすめですので、是非最後で読んで頂けたら嬉しいです。

親族だけの結婚式だとやることない?

親族のみ結婚式ではイベントや演出などが、大人数でやるようなん大掛かりな演出などは人数の関係で難しいかと思います。

歓談がベースになってくると思いますが、少人数だからこそ参加しているみんなで共有できることを考えると色々とできることが思いつくかと思います。

親族だからといって歓談だけで終わらせるのではなく、親族だからこそ楽しめるような演出を考えていきましょう。

親族だけでの結婚式で何をやるか?

親族だけでの結婚式に何をやるのかいくつか紹介したいと思います。

まず念頭において欲しいのは、何をしても正解。ということです。

この演出はやらなければいけない。この演出はやってはいけない。

そういう考えは一旦忘れてください。

これから紹介する演出はあくまで参考になれば良いなという気持ちで紹介しているので、こうしなきゃいけないという事ではありません。

思い出話を膨らませる

何も用意しないでもできることが親御さんや親族の方に自分の過去の様子を話してもらうというものです。親御さんや親族の方は自分たちが忘れているようなエピソードトークをたくさんもっています。

お正月はどんな風に過ごしていたか、七五三のときはどんな様子だったのか、高校生のときにはどんな高校生だったのか。

自分たちは全く意識していなかったり、覚えていなかったことを話してもらうと、自分のことをパートナーのご親族に知ってもらう良い機会になります。

親族紹介では、続柄や名前などの簡単な情報しか伝えることはできませんが、こうしたエピソードトークだとその時の様子が想像できるので、よりどんな歩みを経て今に至っているのかわかってもらえると思います。

あらかじめご両親や話して欲しい親族の方に、「自分が小さいときの話を紹介して欲しい」など伝えておくと良いでしょう。いきなり話を振られてしまうと、どうしてもスムーズに出てこなかったりする場合もありますので・・・

あらかじめ伝えておくのは少し難しいという方でしたら、お勧めのアイテムがあります。

それはご両親が撮って作ってくれたアルバムです。もしご実家に自分の写っているアルバムがあればそれを当日持ってきましょう。

アルバムがあれば、それを回しながらみんなで見ることで、自然とエピソードトークが出てきます。また、パートナーの方の小さい頃から見れるので、どんな風に愛されてきたのか、どういう気持ちで育てられてきたのか言語化は難しくとも、なんとなくわかってきます。

アルバムを見るというシンプルな演出ですが、思い出話を膨らませたり、相手や相手のご家族のことを深く知れる良い機会を作ってくれます。

何を話して良いかわからない。特別話すことない。

そう思っている方は是非思い出話をしてみたり、アルバムを持って行ってみんなで見てもらってください。

特別何か凝った演出をしなくても、自然に話が弾み、場を持たせてくれます。

ケーキのデコレーションをしてもらう

ウェディングケーキを披露宴会場で用意する方も多いと思います。

もしウェディングケーキを用意するのであれば、ケーキのデコレーションは最低限にして、残りのデコレーションを来て頂いたご親族の方にお願いしてみてはいかがでしょうか?

今はコロナ禍ということもあり、ケーキ以外にも使い捨ての手袋、消毒用のアルコールなどもあわせて用意しておきましょう。

会場によっては、こうしたデコレーションの演出に対応していないという場合もありますので、あらかじめ確認しておいた方が良いです。

なぜこの演出が親族の方だけの結婚式のときに良いかというと、まず人数が少ないということが大きい理由の一つです。

招待するゲストの数が多いとデコレーションするのに時間がかかってしまい、全員がデコレーションで楽しむということも難しくなってしまいます。人数が少ないからこそ、全員がデコレーションを楽しんだとしても時間的に余裕ができます。

好きな文字を書いてもらったり、好きなフルーツを好きな場所においてもらったり、やることはシンプルですが、参加される方は「上手い」「下手」で盛り上がったりしますし、その出来上がったケーキと一緒に思い出ができますので、ケーキカットやファーストバイトのときにも気持ちが普段よりものってきます。

とくに姪っ子さんや甥っ子さんなど小さなお子さんがいる場合は、その子たちを退屈させずに楽しませることができるので、お勧めです。

ケーキをお父さんに運んでもらう

以前あった親族だけの結婚式で盛り上がって、よかったなーという演出がこの演出でした。

ケーキカットまでケーキは披露宴会場になく、ケーキカットの演出の案内があったタイミングで、それぞれのお父さん2名でケーキを運んで、台座の上に載せるというシンプルな演出ですが、お父さんたちがコック帽をかぶってケーキを台車に載せて出てくると、お母さん達や親族の方々は盛り上がりカメラのシャッター音が止まりませんでした笑

普段厳格そうなお父さんでも、コック帽をかぶってケーキをもってきている姿はどこか愛らしく、新郎新婦の2人に対して失敗してはいけないという緊張感だったりで、いつものお父さんとは少し違った様子が、お母さんたちが盛り上がった要因ではないかと勝手に分析しております笑

もちろんお父さんにケーキを運んでもらうという以外にも、結婚式の演出の中にご家族の誰かを巻き込んでやるということはみんなが笑顔になりやすい空気を作ることができるのでお勧めです。

一人一人に手紙を書く

ゲストの方が多いと一人一人に手紙を書くということはなかなか難しいですが、親族の方だけの結婚式であれば数はありますが、書けない数ではないと思います。

ご両親をはじめ、今まで長い間見守って育ててくれた方に手紙を書いてみませんか?

手紙を書いたらそれぞれの卓に置いておくでも良いですし、一人一人に手紙を手渡ししても良いと思います。

少人数での結婚式だと時間に少し余裕があるので、一人一人に挨拶をしながら手紙を手渡しすることもできます。

なかなか自分の口で伝えていくというのは、恥ずかしさや照れがありストレートに伝えるということは難しい場合もあります。そうしたときに、手紙だと伝えやすくなります。

手紙を書くことは、簡単ではありませんが、手紙を書く過程で今までの出来事を思い返すことが必要になってきます。

そうした思い返す時間というのは、やろうと思っても時間を作らないとできなかったり、日々の仕事や家事に追われていつの間にか忘れてしまったりします。昔の思い出を振り返る良い機会としても手紙を書くというのはお勧めです。

何もしない

演出は何もしないというのも正直ありです。演出がない披露宴というものがどういうものかというと、歓談がメインになります。

今までいくつもの親族だけの結婚式の撮影に入らせてもらいましたが、何も特別な演出はせず歓談がメインの結婚式はかなり多かったです。それが寂しい物足りない結婚式だったかというと、全くそんなことはなく、各卓でそれぞれ盛り上がっていきます。

演出がない分、時間に余裕があるので各卓写真もゆっくり撮れますし、カメラマン以外のカメラでも複数枚撮影することができます。

大人数の披露宴では、各宅写真の他にゲストのみなさんが高砂に集まってグループごとに集合写真を撮っていくということもあります。しかしご両親やご親族の方との写真は全体的に見て少ないと感じております。

それはご両親やご親族の方が他のゲストの方に遠慮してしまって、高砂になかなか来れないからです。それが少人数や親族だけの結婚式であれば、そのあたりは気にせずにたくさん写真を撮ることもできます。

新郎新婦の2人も、ずっと高砂にいるというわけではなく、好きなタイミングでそれぞれの卓にいって話をしたり、写真を撮ったり、自由に過ごせるので何もせずに歓談の時間を長めに設定するというのも良いので、何もしないという選択肢もアリです!

この中でもお勧めなもの

カメラマンとしても、個人的にもお勧めなものは、自分たちのアルバムをもっていくというものです。

アルバムをもっていくというシンプルなものですが、そのアルバムが会場にあり、みんなで見ることで「このときはこんな子だった」「こういう状態で大変だった」「これにすごくハマってた」なんていう昔の自分やその自分の周りの出来事が、そこにいる人から自発的に出てきます。

またパートナーの小さいときの写真は見た事があっても、アルバムで見ることでご両親の愛をさらに感じられると思います。ご両親によってはアルバムに日付を書いたり、どんなことが起きたというメモが書かれてあったりもします。

一枚の写真では伝わってこないものも、アルバムとして複数枚の写真が並んでいると、どういった目線でご両親は見てきたのか、どういう瞬間に写真を撮ろうと思ったのか、どういう場所に旅行にいってどんな表情だったのか、そういったものが伝わってきます。

そのご両親の愛情を感じることで、自分自身のことも大切にしようと思えますし、家族のことを大切にしようとも改めて思えることでしょう。パートナーの方に対しても今まで以上に大切にしようという気持ちがでてきます。

これからお互いがお互いを支え合って、一つの家族として生活をしていくわけで、色々な衝突もあると思います。ただどんな衝突が起きたとしても結婚式で感じた「大切にしたい」という気持ちがまたお互いを歩み寄らせてくれると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少人数の結婚式だからといって不安になったり、物足りなさを感じる必要はなく、少人数だからこそできることや、楽しめることを盛り込んでもらえたら嬉しいです。

何も演出などはせずに歓談の時間を長めにとってゆっくりと一人一人と話す時間をとることも素敵な時間の使い方だと思います。

今回、こうした記事を書いていて、改めて少人数での結婚式は良いなと思いました。

  • 時間がゆっくり取れる
  • 1人1人と向き合える
  • 自分たちの歴史や過去を振り返れる
  • 家族や親族との写真がたくさん撮れる

とくにこの4つのポイントが良いところだと思いました。

結婚式の本質としてはこちらの記事にも書いてますが、目立つや派手にするというものではなく、結婚を報告する場、伝える場であり、新郎新婦の結婚をみんながお祝いする場です。

きちんと1人1人に対して時間があって、自分の気持ちや感謝を言葉や手紙で伝えられることができるというのは、大人数の結婚式だと難しいですが、人数が少ないからこそできるものです。

結婚式に向けて準備をしていく中で、自分の過去やパートナーの過去について改めて知る事があったかと思います。ただ結婚式当日にアルバムや昔の写真を持ってくることでもっと深く知ることができます。

その場にいたご両親やご親族の方から、当時のエピソードなどが自然と出てきますので、結婚式当日により深く自分やパートナーのことについて、それぞれのご家族について知ることができます。

少人数だからこそみんなで写真を見る事ができて、みんなで当時の話題について話すことができます。

こうした素敵な空間を作れることが少人数や親族だけの結婚式の魅力ではないでしょうか?

 

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