友達の結婚式で少しでも良い写真を残したい

撮影について, 結婚式について

友達の結婚式に呼ばれて、一眼レフなどカメラを持っている方は、少しでも良い写真を渡してあげたいと思うけど、センスないし、どんな写真撮っていいのかわからないと思ったことはありませんか?
ゲストとして参列したときに少しでも良い写真が撮れるように、いくつかポイントをまとめますので、結婚式に参列される前に参考にしてもらえればと思います。
今もっている機材にもよって具体的なアドバイスが変わってくるので、あくまで「こういう撮り方もあるんだ」という感じで読んでもらえればと思います!

機材による撮影の仕方の基本

スマホで撮影する場合と、カメラを使って撮影する際に気を付けておいた方が良い基本的なことをまとめていきます。

スマホで撮影する場合

スマホで撮影する場合、デジタルズームは使わない方が良いです。

カメラが複数ついていて、そのうちの一つが望遠レンズの場合は望遠レンズを使えば画質が落ちることなく撮影できます。

デジタルズームでおもいっきり寄ってしまうと、ザラザラになってしまい、写っている人の顔も潰れてしまいますので、なるべくズームはしないで撮影することを心がけてください。

結婚式場で色々なゲストが撮影している様子を見ていて、皆さん9割くらいはスマホを縦にして撮影していますが、意識的に横にして、写真を撮ってみることもおすすめです。

縦位置で撮影していると、どうしても新郎新婦二人がメインで、背景や会場の雰囲気がわかりづらくなってしまいます。

結婚式の会場は二人がこだわっているポイントも多いので、ぜひ背景に会場の雰囲気がわかるように撮影してあげてください。

アプリはスマホについている標準のカメラアプリが良いと思います。

SNOWやFoodieで撮影することも多いとは思いますが、標準のカメラアプリで撮影した方が良いです。
理由としては、SNOWやFoodieは起動から撮影まで、シャッターを押してから実際に撮影されるまでに少し時間がかかり、良い瞬間を逃す可能性が高いからです。

撮影した写真をSNOWやFoodieであとから同じように加工することはできます。

まずはシャッターチャンスを逃さないという点に集中するために、標準のカメラアプリで撮影してください。

それだと何枚も加工が大変。ということであれば、新郎新婦入場のときなど動きが多いときには標準のカメラアプリで撮影して、高砂に新郎新婦を撮影するという場合にはSNOWなどのアプリで撮影するという風に使い分けてみてください。

カメラで撮影する場合(一眼レフ・ミラーレス)

そのままシャッターを押しても綺麗な写真が残せますが、少し工夫をしてより良い写真を残せるようにしましょう。

スマホとは違い、カメラを持っている方はカメラの持ちやすさから横位置の写真が多くなり、縦の写真をあまり撮らないことが多いです。

そこで、結婚式にカメラを持っていった際には縦位置で写真を撮ることも意識してみてください。

縦位置で撮影するとなると、写る範囲をメインの被写体に集中させることができます。
例えば新婦の後ろ姿など。

横位置で新郎新婦を撮影するとなると、腰上からしか写らなかったり、全身を写そうとなると、新郎新婦がかなり小さくなってしまったりしてしまいます。

そんなときは縦位置で撮影しましょう。

カメラの設定はマニュアル撮影できることが一番ですが、まだマニュアル撮影に慣れていないという方もいますので、オートで撮影するよりもこっちの設定の方が良いよ!というモードをお伝えします。
まずは簡単にモードの違いから・・・

プログラムオート(Pモード)

カメラが全てオートで設定してくれて撮影できます。

撮影者が変えられるのは露出補正という明るさをどの程度の明るさにするのか、というものだけ。

+1、+2という風に+の数字が大きくなれば明るく、-1、-2という風に-の数字が大きくなれば暗くなります。

Aモード(Avモード)

これは「絞り優先オート」というモードになります。

簡単にいうとどのくらいボカすのかをこちらが決めてあとはカメラが全て決めてくれます。

撮影者が変えられるのは絞りの数字のF◯◯というFの後に続く数字の部分と、明るさをどの程度にするのかという露出補正の部分になります。

Fの後に続く数字が小さければ小さいほどボケて、大きければ大きいほどボケなくなります。

ただFの後の数字はレンズによって下限、上限が決まっています。
例えばF2.8とF5.6で撮影した場合、F2.8で撮影した方がピントが合っている以外の部分がボケます。

Sモード(Tvモード)

これは「シャッター優先オート」というモードになります。

シャッタースピードをどのくらいにするのかをこちらが決めて、あとは全てカメラが決めてくれます。

撮影者が変えられるのはシャッタースピードと明るさをどの程度にするのかという露出補正の部分になります。

シャッタースピードは分母が大きくなればなるほどブレにくくなり、小さくなればなるほど、ブレやすくなってしまいます。

1/100と1/500では1/500の方がブレずにきちっと止まった写真が撮影できます。

この数字が1/10とかの分母が小さくなってしまうと、被写体の動きでブレてしまったり、手ブレが起きてしまったりします。
目安としては1/100より分母を大きくしておくと覚えておくと良いと思います。

Mモード(マニュアルモード)

これは明るさやシャッタースピード、ボケ具合など全て自分で設定して撮影するモードです。今回は説明は割愛させていただきますが、詳しくは別記事にて解説予定です。

この4つのモードがあり、結婚式の撮影のおすすめはAモード(Avモード)です。

こちらのモードにして、F◯◯の数字を一番小さくしておけば、ボケ感を生かした写真を撮影することができます。

結婚式には、色々な装飾がある会場で、新郎新婦やゲストの方、スタッフの方が多くいますので、全部写そうとすると写真の情報量が多くてごちゃごちゃした印象になってしまいます。

そんなときに背景をぼかしたりすることで被写体が浮き出て、見やすい綺麗な写真を残すことができます。

どんなシーンを残すべきか

スマホでもカメラでも、どんなシーンを残したほうが良いのか知っておくことは大切ですので、いくつかピックアップしてこちらにまとめておきます。

挙式編

新婦入場

新婦入場の際には、お父さんと入場されます。

その二人の表情がわかるように少しアップで撮影した方が良いと思います。

座っている位置によっては、どちらの顔も撮影できない場合もありますが、その際は撮れる方の表情を残しておいてあげてほいです。

カメラマンは正面からは撮影できますが、新婦の表情もしくはお父さんの表情だけをアップで撮影することは難しいですので、是非残しておいてほしいポイントです。

チャペル内でベールダウンをすることもありますが、お母さんの表情や新婦の表情をメインにして撮影することをお勧めします。

指輪交換

指輪交換は少し引きで会場の雰囲気を含めて撮影してみてはいかがでしょうか。

指のアップなどはカメラマンが撮影しますし、そこまでズームしても近寄れないので、思い切って引きで雰囲気を含めることも考えてみてください。

キスシーン

指輪交換と同じで引きで全体を撮影するか、縦位置で新郎新婦の全身を入れて撮影がおすすめです。

また座っている位置的にキスシーンの撮影が難しい場合は、キスシーンを撮影しているゲストの方々の様子を撮影しておくことをおすすめします。

カメラマンはキスシーンをメインに撮影しておりますので、ゲストの方々の表情はなかなか撮影できません。

ですので、隣や向かいの方が撮影している様子を残しておけるのは、新郎新婦にとっても嬉しい写真になります。

新郎新婦退場

新郎新婦が退場するときには引きで撮影することをおすすめします。

 

お二人の表情のアップなどはカメラマンが絶対におさえていますので、ゲストの方々が祝福している中、退場している様子を引きで撮影しておいたほうがお二人に喜ばれると思います。

披露宴編

新郎新婦入場

お二人が入場する際に、座っている位置が近ければ、バストアップなど近めにズームして撮影してみてください。

カメラマンはそこまで近寄れないこともあります。

近い席に座っているのであれば、ズームして残しておくと、カメラマンとは違った写真が残せます。

また、ドレスなどにもこだわりがあると思いますので、自分の席を通過したあとに後ろ姿も撮影しておいてあげると喜ばれます。

ケーキカット・ファーストバイト

ケーキの近くにいければ、ズームして新郎新婦の手元だけを撮影したり、お二人の表情を残しておいてください。

少し出遅れてしまって、遠くにいる場合でも、ケーキの周りのゲストも入れて新郎新婦を撮影してあげると、ケーキの周りにこんだけ人が集まって、こんな雰囲気だったんだ、というのが写真で残せます。

歓談

歓談のときには、ゲストの方々は高砂周辺に集まり、新郎新婦と写真を撮っています。

そうすると新郎新婦は一緒に撮影しているゲストの様子はわかりますが、他の方々の様子はわかりません。

後で見返せるように、高砂に集まっていない他のゲストの方々の様子を残しておくと良いと思います。

新郎新婦中座

それぞれがお呼びするご親族やゲストの方と退場されます。

もし位置的に可能であれば、呼ばれたゲストの方の表情を残しておいてください。

カメラマンも撮影はしますが、新郎新婦の表情もおさえたり、ゲストの方の表情もおさえたりと、落ち着いて撮影することは難しいタイミングです。

ゲストの方の表情をしっかり残しておいておくと、お二人には喜ばれます。

新婦からの手紙

新婦からの手紙のシーンがあれば、きっちり抑えておきたいシーンです。

ただ座っている位置によって撮れるものが変わってきますので、どの写真なら撮れるのかその場で判断してくださいね!
【新郎新婦に近い場合】
新郎新婦の様子を表情がわかるくらい寄って撮影、可能であれば手元のアップを撮影してみてください。

今までの思いを伝えられているシーンですので、しっかり表情がわかるように残しておきましょう。

【新郎新婦のお父さん、お母さんに近い場合】
新郎新婦のお父さん、お母さんに近い場合には、新郎新婦の表情を撮影することは難しいです。

そこは割り切って撮影せずに、お父さん、お母さんの表情や様子を撮影しておくことをおすすめします。

新郎新婦はご両親から離れた場所で手紙を読むことになりますので、ご両親に近いところに座っている方がご両親の表情や様子を残しておいてあげると、あとから新郎新婦は家族の様子を振り返ることができます。

【その他】
どちらにも近くなくて、どっちもうまく撮影することができない場合。

このときはまわりのゲストの方の様子を撮影しておいてください。

新郎新婦、ご両親はカメラマンが確実に抑えていますが、手紙の長さによってはゲストの方々の様子を撮影する時間が短い場合もありますので、他の方のゲストの様子を伝えるような写真を撮影してもらえれば、喜ばれると思います。

気をつけなければいけないこと

こちらの記事にも書いてありますが、無理に撮影しようと動き回ったり、良いポジションを取ろうと走ったりしてしまうと予期せぬ事故につながります。


新郎新婦に迷惑をかけることになってしまいますので、その点だけご注意ください。

無理のない範囲で、自分が撮影できる範囲で、お二人に喜んでもらえる写真を残すことを意識して頑張ってください!
お二人が見て嬉しいのは、自分たちの写真はもちろんですが、結婚式に参列して楽しんでいるゲストの方々の表情だったり、こだわった会場の装飾などです。

ゲストの方しか見れない、他のゲストの様子やゲスト目線での会場の装飾の様子などを残しておいてみてはいかがでしょうか?

何か不安なことや気になることがあれば、こちらのコンタクトページもしくはLINE@からお気軽にご連絡ください。

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