結婚式のカメラマンは会場提携とフリーランスどちらが良いの?

カメラマンについて, 撮影について, 結婚式について

こんにちは。

ウェディングを中心に活動しているフォトグラファーの高野です。

今は千葉県の南流山駅近くにある事務所兼プチスタジオでも撮影をしており、スタジオ撮影としても対応しております。

シンプルだからこそ残せる雰囲気や表情があるので、ぜひそうした写真も検討してみてください!

ウェディング以外にも、家族写真や企業写真、フード写真など多岐に渡り対応しておりますので、何か気になればお気軽にご連絡ください。

LINE@でのお問い合わせも大歓迎です。

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結婚式の準備を色々と進めていく中で、写真や映像のカメラマンをどうするのかと気にされている方も少なくありません。

せっかくたくさんの時間とお金を使って、当日を二人の理想通りにできたとしてもカメラマンとお二人と相性が悪かった、写真の出来が好みではなかったなど、後で悔やんでしまう方もいらっしゃいます。

中にはアルバムを見返す気持ちになれないという花嫁さんもいらっしゃいました。

これから結婚式を迎える方には、そういった後悔をしないで済むように、会場提携のカメラマンとフリーランスのカメラマンのメリット・デメリットをまとめてみましたので、カメラマン選びの参考にして頂ければと思います。

写真や映像に対するこだわりや予算のバランスが難しいところだとは思いますが、一生に一回しか経験しない日だからこそ、そのバランスを妥協せず探して下さい。

結婚式場のカメラマンにお願いするメリット

会場と提携している撮影会社のカメラマンにお願いするメリットをこちらでまとめていきたいと思います。大きく4項目あります。

結婚式場を熟知している

その提携の式場に何度も何度も撮影で入っているので、式場の当日の進行や流れ、撮影スポットなどを把握できているという点はメリットの一つだと思います。式場によっては日の光が強く入る時間帯などがあり、それは一度でも経験していると対策やイメージがつきますので、そういった情報を撮影会社の中で共有できているということでスムーズに撮影ができます。

当日撮影の制限がない

おそらくこの部分が特に新婦さんにとっては気になっている場所だと思います。結婚式場によってはメイクルームなど会場施設での撮影が外部のカメラマンだと制限されてしまって撮影できないこともありますが、結婚式場と提携しているカメラマンであればそういった制限がなく撮影できます。

ですのでメイクシーンやお支度中の撮影も希望されている方は安心できるのではないでしょうか。

カメラマンを探す手間がかからない

フリーランスでやっているカメラマンを探すということは、多くのカメラマンがいる中ではなかなか時間がかかってしまい大変かもしれませんが、結婚式場提携であればプランに入っていたり、すでにある撮影プランから選ぶだけなので、手間や時間が1から探すよりも選ぶだけなので、そうした部分はメリットと言えると思います。

スタッフ同士のコミュニケーション

キャプテンやサービススタッフとも何度も一緒に現場に入っているので、はじめましてというわけではなくコミュニケーションが取りやすい関係ができているということもメリットの一つだと思います。

結婚式は一人一人が個別で動いているわけではなく、関わっている人全員がチームという形で動いています。カメラマン・ヘアメイク・アテンド・キャプテン・サービススタッフなど関わる人全員がチームです。

結婚式場のカメラマンにお願いするデメリット

次に結婚式場と提携するカメラマンにお願いする際のデメリットをお伝えしていきます。こちらは大きく4点あります。

誰が担当かわからない

当日まで誰が撮影に来るかわからないので、どういうカメラマンが来るのか不安になってしまうことがあります。またカメラマンによっても技術の差はあるので、どんな写真を撮ってもらえるかわからないということは写真のクオリティに少しでもこだわりがある方であればデメリットと言えます。

カメラマンの指名が難しい

当日来るカメラマンを指名することが難しいことがほとんどです。こちらができれば、指名をすることで上の「誰が担当かわからない」ということが解消できるのですが・・・

もちろん結婚式場によってはカメラマンの指名をすることはできますが、最初から指名できるというよりも結婚式当日の◯日前に空いているカメラマンから指名という形になることが多いです。その際にプラスで指名料として予算がかかってしまうことも。

納品枚数に上限がある

納品枚数に上限がある場合が多いです。多くのいろんなシーンが欲しいと思っても、枚数の上限があるということで撮られていないシーン、撮ったとしても納品されないシーンがあります。

自分たちが見えていない裏側などの写真も多く欲しいと思っていても、こうしたことから自分たちが欲しいと思っていた写真がない場合もあります。そうならないためには、「絶対にここは撮って納品して欲しい」というリクエストを出しておくことをお勧めします。

予算がかかる

自分たちでアルバムを作りたいからデータだけで良いと思っていても、プランには基本的にアルバムがついており、その分金額が上がってしまっていることがあります。

データ納品だけでの対応で良いのに、そこの選択肢がないために高いけどアルバム付きのプランを選ぶしかないという状況になってしまいます。

メイクルームを撮影するなら+◯◯円、披露宴中座以降の撮影なら+◯◯円、披露宴後ロケフォトをするなら+◯◯円という形で、自分のやりたいこと、残したい部分を考えていくと基本のプランよりも大幅に値段が上がったりします。

もちろん全ての会場でこう、というわけではなく、会場によってはカメラマンの指名ができる場所もあれば、撮影プランを豊富に用意しているところもあります。

ただ実際にこういったメリット、デメリットがあるということを知っていれば、プランナーさんに「カメラマンの指名ができるか」「そのカメラマンのサンプル写真を見せてもらえるか」など事前に確認できますので、契約する前の判断材料として使うことができます。

フリーランスカメラマンにお願いするメリット

フリーランスカメラマンなど外注として別にカメラマンを手配する際のメリットをまとめていきたいと思います。

大きく4つのメリットがあります。フリーランスでやっているカメラマンなどに頼む場合、根本的に自由度という部分が会場提携のカメラマンとは違ってくると思います。

自分の好みの写真が残せる

自分の好みの写真、雰囲気の写真を撮影するカメラマンを指名してお願いすることができるので、自分の理想と出来上がった写真のギャップは限りなく0に近いものが残せます。このメリットほとんどの方が感じているからこそ、結婚式当日のカメラマンを外注にしようと考えるのだと思います。

こういう写真が残せるというものが確実にわかるという安心感はを結婚式当日に感じられることはかなり大きいです。

誰が撮影するかわかる

自分で探した見つけるカメラマンなので、当日だれが撮影に来るのかわかっている状態です。誰が結婚式当日に撮影にくるかわかっているというのは大きな安心感に繋がります。また絶対に当日よりも前にカメラマンとメールや電話、直接などコンタクトをとっていますので、どういった人かもなんとなくわかっている状態です。

結婚式ははじめてのことで不安に感じることもあると思いますが、そこに安心感をもてる要素が少しでもあると当日のリラックス度合いは変わってきます。

枚数やカット数の制限がない

枚数やカット数の制限がない場合がほとんどです。お二人がメイクしてからお見送り、その後のロケフォトまで含めて全て撮影するプランを基本的に提供していますので、当日の様子がそのまま写真として残せます。

たくさんあれば良いというわけではありませんが、自分たちの見れないゲストの様子や演出の様子を上限気にせずお願いできるというのは、メリットの一つといっても良いと思います。

コストを抑えることができる

データのみのプランを出していることも多いので、アルバムを自分で作るという方はその分コストを抑えることができます。

また、結婚式場と提携していないからこそ中間マージンを取られないので、その分価格が結婚式場のカメラマンよりもリーズナブルになっているということも多いです。

実際にあった話として、持ち込み料を支払って自分に依頼を出したほうが値段的にもよかったと言われたことがあります。そのときはデータのみプランで、アルバムはご自身で作るとのことで、結婚式場にはアルバムセットのプランしかなかったとのことでした。

 

こちらも全部のフリーランスカメラマンが該当するかというと、そういうわけではありませんがこういった傾向があるということで認識して頂ければと思います。

フリーランスカメラマンにお願いするデメリット

次にフリーランスで活躍しているクリエーターにお願いする際のデメリットを考えてみました。こちらは大きく3点あります。

制限がかかる

持ち込みでカメラマンをお願いする場合には、メイクルームが撮影できなかったり、挙式の最中は他のゲストの方と同様に着座での撮影など、結婚式場によって色々と制限がかかる場合があります。

そういった制限がかかると、新郎新婦のお二人が想像していた写真が物理的に撮影ができないという可能性もあります。

持ち込み料が発生することがある

結婚式場によりますが、外部のクリエーターを呼ぶ場合持ち込み料が発生することがあります。東京の結婚式場では6割〜8割くらいの割合で持ち込み料がかかる会場だなという認識です。

この持ち込み料は結婚式場によってバラバラだったり、交渉次第では減額できたりと明確な金額はないですが、目安として10万円くらいかかる傾向にあります。

この分を加味すると、結婚式場のカメラマンに頼むときよりも高くなってしまう可能性もあります。

結婚式場を契約する前にこの点を確認しておくことをお勧めします。

探す時間がかかってしまう

外部のクリーエーターを探すのは、結構大変です。インスタグラムやGoogleでカメラマンと探しても、何百人もいますので、そこから金額をみたり作例をみたりして比較して決めていくという労力が必要になってしまいます。

この探す時間が結構かかってしまうかと思いますので、デメリットとしてカウントさせて頂きました。

フリーランスカメラマンに頼む際の注意点

フリーランスカメラマンで自分の好みにあう写真を撮っている方を探して頼む際の注意点をまとめますので、会場提携ではなく、フリーランスカメラマンにお願いしたいという方は参考にして下さい。

1、日程の確保が難しい場合がある

フリーランスカメラマンは基本的に1人、もしくは数人のチームで活動していることがほとんどですので、会場提携のカメラマンほど人員に余裕がありません。

そのため、ご自身の結婚式の日程が決まったら早い段階で探すことをお勧めします。せっかく気に入るカメラマンが見つかったのに、当日空いていないということもよくあります。

「色々とプランを決めてからでいっか」ではなく、写真や映像にこだわるのであれば、日程が決まったらカメラマンを探すという意識を持つ事が大切です。

2、会場が外部カメラマンの持ち込みNGの場合がある

フリーランスカメラマンに問い合わせ・依頼をする前、もっと言えば会場との契約前にここは確実に確認して頂きたいポイントです。

カメラマンを見つけて、日程の確保をしてもらっても会場がNGと言ってしまったら、外部のフリーランスカメラマンが入ることが難しくなってしまいます。

新郎新婦、お二人の説得で会場側もOKを出してくれることもありますが、その説得に時間や労力を使ってしまうので、まず会場と契約する前に確認が必要です。

  • 持ち込みは可能か
  • 持ち込みの場合、何か制限はあるのか
  • 持ち込みの場合、持ち込み料はかかるのか

3、そのフリーランスカメラマンに協調性はあるのか

写真の雰囲気は好みで、日程も問題ないからお願いしたいとなったら、ほぼクリアかと思いがちですが、この問題もかなり重要になります。

その人のインスタやブログ、また直接会ってお打ち合わせをしてご自身で確認して頂きたいです。

たくさんフリーランスで活動されているカメラマンがいますが、中には会場に迷惑をかけて出禁になったりしている方もいらっしゃいます。

自分の納得いく写真を撮りたいあまり、まわりが見えなくなってしまう

式や披露宴が始まるまでに時間がある場合は、短時間ではありますがロケフォトを撮らせてもらえることがあります。

ただ、そのロケフォトで良い写真を、オリジナルの写真を残すという思いが強すぎて、時間を大幅にオーバーしてしまったり、カメラマンのわがままが出てしまうと、会場全体の進行に関わってきてしまいます。

会場の動線がわからず、サービススタッフなどとぶつかってしまう(ぶつかりそうになってしまう)

披露宴が始まると、ゲストの皆さんに料理やお酒をサービスするスタッフが多数いらっしゃいます。
そんな中でカメラマンが良い絵を撮りたいという思いが強く、サービススタッフの方に迷惑をかけてしまっている方も中にはいます。

ぶつかってしまって、お酒や料理がゲストにかかってしまったらどう思いますか?
申し訳ない気持ちが出てきてしまって、純粋に楽しめないですし、なによりそのゲストの方も楽しめません。

ほとんどのフリーランスカメラマンが問題ないですが、中にはこういった方もいるのでそのあたりは注意して探してみてください。
「インスタやブログ、打ち合わせでも人柄がよくわからない」という方は、そのカメラマンにこのような情報を伝えることでリスクを減らせます。

  • 進行上ここのロケフォトは◯◯分以内に絶対終わらせないとまずい。
  • 映像もこだわっているので、当日映像カメラマンさんと簡単に打ち合わせしてもらいたい。
  • 可能であれば下見して欲しい。(カメラマンがはじめての会場の場合)

打ち合わせの時には、進行表を見せて「ここは時間がないけどこの写真だけは残して欲しい」など、会場の進行時間とご自身の優先しているイメージを伝えて頂ければと思います。

結婚式当日に向けて、たくさんの時間をかけて準備していると思います。

こだわった装花やヘアメイク、ドレス、ペーパーアイテム、演出。
この日のための美容に関する努力。

当日は満足する最高の時間を過ごせたとしても、写真や映像が残っていなかったり、ご自身の好みでなかったりした場合、その輝かしい時間を振り返ることが嫌になってしまいます。

結婚式がおわった後、形に残るのは写真と映像です。
たくさん頑張って、ワクワクして、喧嘩して、悩んで迎えた最高の1日。

その日1日で終わりにするのではなく、あとから何回でも見返し、振り返れるように写真と映像について深く考えてみてはいかがでしょうか。

会場提携カメラマンには、提携カメラマンの良さが、フリーランスカメラマンにはフリーランスの良さがあります。
どちらが良いのかは、お二人でじっくり話あって決めていってください。

最初からフリーランスのカメラマンにお願いすると決めている方は、会場を下見したときに「持ち込み」について確認を忘れないように気をつけてくださいね。

何か不安なことや気になることがあれば、こちらのコンタクトページもしくはLINE@からお気軽にご連絡ください。

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