もしものとき、結婚式を延期する?決行する?
結婚式の日程は、直前で決めるものではなく、数ヶ月前から決めて準備を進めていくものです。
当日天気が良いのか、体調不良になってしまうのか、地震などの天災が起きてしまうのかなど当日になってみないとわからないことが多くあります。
今回台風19号が土曜日、日曜日を直撃したことで、つらい思いをした新郎新婦の方々も多くいらっしゃるでしょう。(2019年10月12日、13日)
これから式を挙げる方で、どんな場合に延期や中止の判断をするのか、キャンセル料など発生するのか。
気になる方もいらっしゃると思いますので、こちらの記事が参考になれば幸いです。
結婚式を延期、中止にしなくてはいけないとき
結婚式の日取りを数ヶ月前から決めて、会場も決めて、あとは当日を迎えるだけという状態でも、予期せぬ出来事で、結婚式を延期や中止にしなくてはいけない状況になってしまう可能性もあります。
結婚式を挙げるとなったら、まずは新郎新婦のお二人で「もし、こうなったら延期にしよう」などあらかじめ話しておくと良いかもしれません。
天気
天気次第では、遠方の方が飛行機に乗れなかったり、新幹線が動いていなかったりで、当日来れるかわかりません。
それが親族の方々であれば、お二人の晴れの日を見てもらうことは出来ません。
大抵の天気であれば、大丈夫ですが、今回のような大型の台風などは交通機関がストップしてしまいます。
親族やゲストが来ることが難しいということが予測できます。
天災
今回の台風もこちらにあたりますが、台風や地震などの天災がおきたときに、交通機関はストップしてしまいます。
そうなるとお二人も含めて式場に行けなくなってしまう可能性が高まります。
また、式場のスタッフの方々も来られずに式場をオープンすることすらできない可能性もあります。
規模によっては、命に関わることも十分に考えられますので、そうすると結婚式をするということよりも、まずは自分の命を守る必要が出てきます。
病気・怪我
お二人のうちどちらかが、病気や怪我がひどくなってしまうと結婚式を行うことは難しいのは明白です。
大きな病気でなかったとしても、インフルエンザなどにかかってしまっても結婚式を行うことは出来ません。
また、お二人のご両親やご親族などが不慮の事故で入院してしまったり、病気になってしまった場合にどうするのかも考える必要があります。
その方には後日挨拶に行くとして、当日は決行するのか、全員揃ったタイミングで別日で再度結婚式をするのか、そのあたりもしっかり考えておかなくてはいけません。
なにを優先して判断すべきか
結婚式を決行するのか、延期にするのかそんなに簡単に決められないのはわかります。
もしもの場合、決行するにしても、延期にするにしても、それぞれ負担する部分が出てきてしまいます。
その場合、決行した際の負担と延期した際の負担を比べてどちらが負担が軽くすむのか考えてみてください。
負担に感じる部分は金銭面だったり、精神面であったりと一概には比べられないかもしれませんが、判断する際の基準の一つにしてもらえればと思います。
決行したときのデメリットを考える
天災や怪我など原因に限らず、結婚式を決行した際のデメリットを考えてみてください。
デメリットを考える際にはなるべく最悪の事態を想定してください。
先日の台風のような天災の場合、決行と判断したときはこんなデメリットがあります。
- スタッフが来られないため、サービスが不十分になる
- ゲストが来られない
- ゲストが来られたとしても帰ることができない
- ゲストが来る際、帰る際に事故に巻き込まれる恐れがある
新郎新婦のお二人が式場に来られたとしても、他の方が来られなくなったり、事故に巻き込まれる恐れがあります。
また、ゲストが帰られなくなってしまった場合はどうしますか?
ホテルでの結婚式で、空室があれば宿泊して難を逃れることもできますが、その宿泊代は誰が負担するのでしょうか?
新郎新婦が負担するとしたら、50人を宿泊させるとして安く考えても50万円以上は別途必要になります。
来る途中に事故に巻き込まれるなどして、怪我をしてしまったら、それをずっと後悔することになります。
今回の台風では、交通機関がほとんど計画運休をしており、世界最大級の大きさでしたので、なおさらです。
延期した際のデメリットを考える
延期した際にはどのようなデメリットがあるのかこちらに纏めます。
- 希望していた季節とは違う季節で行うことになる
- 会場によってはキャンセル料が発生してしまう
- ゲストの方々にあらためて案内の連絡をしなくてはいけない
- 作ったペーパーアイテムなど作り直す必要がある
延期した際にも、色々としなくてはいけないことがありますが、全て新郎新婦2人だけの負担です。
ゲストの方々に日程を空けて頂いていたのに、その延期の連絡をすることは、心苦しいのはわかります。
ただ、今回のような大規模な台風が来ている状況であれば、「延期にする」という連絡をもらってホッとするゲストの方も多くいることも事実です。
おそらく一番気になるのは、キャンセル料の負担かと思います。
割合にもよりますが、決して安くはないキャンセル料が必要になります。
会場と契約する前に必ず、自己都合ではなく、今回のような天災の場合キャンセル規定はどうなっているのかという点を確認しておいてください。
如何なる場合でも、キャンセル料は100%発生するという内容でも契約してしまったという場合、請求されてしまったら払わなくてはいけない状況になってしまいます。
キャンセル料が高額になってしまうと負担しきれない
延期をしたいと思っても、会場によってはキャンセル料が高額になってしまい、負担が大きくなってしまいます。
結婚式の保険
実は結婚式にも保険があり、その保険で賄える場合も多いですので、一度結婚式の保険について調べておくことをお勧めします。
こちらをご覧ください。
結婚式総合保険『佳き日のために』
無条件でキャンセル料が負担されるということはなく、条件はあります。
しっかりご確認の上お申し込みください。
保険の金額は1万円、3万円、5万円の3パターンですので、申し込むときのハードルはかなり低いのではないかと、個人的には思います。
一例として、サイトから抜粋してご紹介します。
結婚式保険『佳き日のために』
私は結婚式前日にインフルエンザになったのですが、まさか自分がなるなんて全く思っていなかったです。
体は強い方だったのですが、やはり仕事と結婚準備とでかなり忙しかったです。入っていたおかげで問題なくすぐに日程を決め直し式をやり直すことができました。
一生に一度きりのことなのでやはり念には念を入れておくのが大切です。
この保険に入っていなかったら、結婚式はできませんでした。金銭的に、次はなかなか考えられなかったと思います。本当に入っていて良かったです。
いろんな方に迷惑はかけましたが、やり直し、最高な式が挙げられすごく感動しました。本当に感謝をしてもしきれません。本当にありがとうございました!
キャンセル料475万円-キャンセル補償額475万円=実質キャンセル料0円結婚式保険『佳き日のために』より引用
一例ですが、インフルエンザになってしまい延期せざるを得ない状況であっても、こちらの保険に入っておけば実質キャンセル料は0円ということで、別日でやり直すことができます。
病気や身内の不幸などでキャンセルをしなくてはいけないときに、この保険に入っているということで、「延期」という判断を躊躇せずにできると思います。
是非こちらはこれから結婚式を挙げる人には一度ご確認頂きたい内容です。
挙式45日前までであれば、契約をすることはできますので、すでに結婚式の契約をしてしまった方も「きっと大丈夫だろう」「インフルエンザにはかからない」と思わずに一度検討してみてください。
今回の台風で注目を集めた式場
余談にはなりますが、今回の大型台風で注目を集めた式場があります。
こういった会場が本当に新郎新婦に寄り添って考えてくれているなと思っております。
鎌倉プリンスホテル
今回の台風の影響で、新郎新婦が延期するかどうか相談したところ、当日のキャセル費用は無償で対応。
延期ということで後日、同会場にて実施予定。
今回の台風は命の危険にも関わるレベルの台風で、どうしようもない状況の中、300万円のキャンセル料を請求するところもあれば、こういった寄り添った対応をしてくれる会場もあります。
もちろん人件費や食べ物など当日に用意してしまっている実費分だけのキャンセル料ということであれば、理解はできます。
ただ、80%〜100%のキャンセル料金を請求する会場は、命よりも自社の利益なのかなと感じてしまう部分もあります。
これから結婚式を考えている方へ
今回の台風を機にあらためて、会場をどうするのか、もしものときにはどうするのか、保険も入っておくべきかなど良く二人で話し合ってください。
また、会場と契約する前に、天災などでもしもの時にはどういった対応になるのかの確認もしっかりしてください。