結婚式場が外注を断る理由とは?

式場について, 結婚式について, 結婚式準備について

こんにちは。

ウェディングを中心に活動しているフォトグラファーの高野です。

今は千葉県の南流山駅近くにある事務所兼プチスタジオでも撮影をしており、スタジオ撮影としても対応しております。

シンプルだからこそ残せる雰囲気や表情があるので、ぜひそうした写真も検討してみてください!

ウェディング以外にも、家族写真や企業写真、フード写真など多岐に渡り対応しておりますので、何か気になればお気軽にご連絡ください。

LINE@でのお問い合わせも大歓迎です。

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今、自分はフリーランスのカメラマンとして、どこにも所属せず提携せずに活動しています。

そのため、結婚式の会場はいつも違います。会場によっては持ち込み禁止ということもあり、撮影したいと言っていただいても撮影できずに歯痒い気持ちをすることも多くあります。

なんで持ち込みってダメなんだろうという気持ちと、どうしたら持ち込みができる会場が増えるのか考えてみようと思って、今回こちらにまとめていきたいと思います。

結婚式場が持ち込みを許したくない理由

自分は今まで結婚式場で働いたことはありませんので、実際の運営の方針や内部のことなどはわかりません。ですので、自分なりに結婚式場の立場にたって考えてみました。もし今働かれている方で、こうした理由で持ち込みをしていないということがわかればこっそり教えて頂ければと思います。笑

もちろん教えていただいた場合には口外することはしません。

今までフリーランスとして活動していく中で、いろいろと制限があったり、無駄に堅い会場だなーと思ったこともあります。笑

ただ、相手の立場で考えた時に、色々と守るものがあって、それらを失う可能性があると感じてしまうこともあるなと思いました。

売り上げが減るから

まず一番最初に出てくる項目がこの売り上げの部分でした。提携している業者、自分たちで内製でやっていることに新郎新婦の2人から注文が入らないと、売り上げが減ってしまうからというものです。

企業として活動しているのであれば、売り上げ・利益を求めるのは当然のことで、雇っている従業員の家族も含めて養う必要があるので、こうした考えから自社の売り上げを守るために持ち込みを禁止にしているという結婚式場は多いと思います。

持ち込み料を新郎新婦に払ってもらうことで、持ち込みを許可しているという会場も東京は多いです。ただ注意が必要なのは、その持ち込み料が支払われたとしても会場の提携しているカメラマンと全く同じように撮影ができるかというと、撮影場所の制限があることもあります。

多くの結婚式場がアニバーサリーディナーなど、そこで結婚式を挙げた方に記念日でのディナーやランチなどを提供するプランがあると思います。新郎新婦が思い出の場所で、改めてご飯を食べられるというプランは素敵なものだし、2人の思い出の場所としてそこにあり続けて欲しいと思う内容です。

極端な話をすると、売り上げが減って運営が出来なくなってしまったら、会場は撤退してそういった新郎新婦2人の思い出の場所も無くなってしまいます。そうしたことを考えると、売り上げを維持、上げていくためにも持ち込みを制限していくという考えもわからなくはありません。

外注を許可したことによるリスク

売り上げももちろん大切ですが、こちらの理由のほうが結婚式場側としては強い理由ではないかなと思います。

自分たちのブランド、ホスピタリティなど気をつけて対応している結婚式場に、マナーも何もないような人がカメラマンとして外注で来た場合、どんなことが起きるのかわからず不安になって当たり前です。

ゲストからは外部のクリエーターでも、結婚式場のスタッフでも同じく「結婚式場のスタッフ」として認識されます。ゲストに対して失礼な対応をしてしまった場合、そのクレームなどの矛先は結婚式場になります。そうなってしまうと、事実確認や謝罪などで他の仕事が進まなくなってしまったり、外注のクリエーターの口コミを結婚式場の口コミとして書かれて評判が落ちてしまうなどのリスクも出てきます。

他にも入ってはいけない場所に入って、何かを壊してしまったり、他のゲストの方に迷惑をかけてしまうなども考えられます。

また、当日急病や事故で来られなくなった場合はどうするのかというリスクも存在します。例えば司会者さんを外部の方にお願いしていたが、当日来ないということになったら披露宴の進行が出来なくなってしまいます。

そうなってしまったら、おそらく結婚式場の司会のスタッフやプランナーさんなどが代わりに司会として立つことになります。もちろんみなさんプロなので、進行自体は問題ないかと思いますが、本来やるべきだった仕事ができなくなり、その分残業など必要になり、工数がかかってきてしまいます。

ペーパーアイテムなどの持ち込みについても同様です。数が足りない・当日会場に納品されていないなどがあれば、飾り付けを進めることもできず、披露宴会場が完成しません。そんなことはほとんどないですが、万が一そうした自体が起きたときに対応しきれずに迷惑をかけてしまうかもというリスクがあります。

全てが万全であっても、最後まで気を抜けないのが結婚式の現場です。そうした中で、自分たちが関与できないところはリスクがあるので避けておきたいという気持ちは強いと思います。

この問題については、フリーランス側にも正直問題があって、独りよがりに会場の時間を守らなかったり、撮影禁止場所での撮影をしていてインスタグラムにアップしたりするカメラマンがいるのも事実です。

そうしたカメラマンがいるから、会場としても制限をかけたり、リスクを考えて持ち込みを禁止にしたりする動きがあります。

持ち込みされるから偉い、何をしても良いという考えは全く間違っていて、会場のルールの中で自分ができる最大限の成果を出せば良いだけです。

クオリティ、ブランディングによる理由

カメラマンという部分に焦点をあてて考えていきますが、複数回同じ会場に入ると会場の写真が撮りやすい場所、気を付ける場所などがわかってきます。会場提携カメラマンであればほぼ毎回同じ会場なので、よりその会場の良いポイントや気をつけないといけないポイントなどがわかってきます。

そうすると高いか低いかは別にしてもクオリティはある一定のラインは、どのカメラマンでも超えられるようになってきます。誰が撮影したとしてもとてつもなく下手という状態にはならないようになります。

ただ持ち込みで入ったカメラマンがその会場が初めてで、会場提携のカメラマンが超えている一定のクオリティのラインを超えられなかった場合、その写真がインスタなどで広まることで、会場のブランディングやクオリティがその程度なのかという認識をもたれる可能性もあります。

そういった形で結婚式場のブランディングがブレてしまったり、クオリティが低いと言われることは、会場側からすると良いことではないですよね。

こうした理由で自分たちのブランディングやクオリティを守るために持ち込みを制限するということも十分考えられます。

結婚式場の理由に対してカメラマンが思うこと

結婚式場の持ち込み禁止の理由については、あくまでも自分が想像した理由になりますので、改めてそのあたりはご理解ください笑

前述した通り、大きくこちらの3つの理由で持ち込みについて制限をしていると思っていますが、それに対してフリーランスのカメラマンとしての立場から思うことを書いていきたいと思います。

  • 売り上げが減る
  • リスク管理の問題
  • クオリティ、ブランディングの問題

売り上げが減るという理由に対して

全ての仕事が外部のクリエーターになったら、確かに売り上げは減ってしまうと思います。ただ、それは資本主義の日本でビジネスをする上で当たり前のことです。

外部のペーパーアイテムやカメラマン、ヘアメイクを使いたいということの要因を一度考えるべきだと思います。自分が思うに、結婚式場が提案している商品の値段と価値があっていないと感じる新郎新婦が外部の業者に依頼していくということが大きな要因の一つだと思います。

結婚式場の商品が高い、割りに合わないと感じてしまう方もいます。そういった方は自分たちの思う価値観にあわせて外部のクリエーターに問い合わせをしたりしていきます。

商品の値段に価値を感じてもらえていないから外注に頼むことになっているということは、ブランディングや商品の内容について今一度精査すべきだと思います。

また、インスタグラムなどのSNSがあるので、自分の好きなテイストや人で選ぶことのできる時代になってきているので、そこを拒み続けて成長をしていくというのはなかなか難しいと思います。

売り上げが減るというのは、そこだけピンポイントで見ていると確かにそうかもしれませんが、協力できるクリエーターが複数いることで新郎新婦の2人に提案できる幅も広がり結婚式場自体の価値は上がっていくと思います。

外注のカメラマンやクリエーターだからこそ気づく視点や視座があります。新郎新婦とそのゲストの方々のためにという意識は同じですので、その動きをフリーランスも含めて色々な形で進められるような結婚式場が増えたら良いなと思っています。

外注を許可したことによるリスクについて

外注を許可して、その業者が何かしでかすかもとういリスクは確かにあると思います。

ただ、これはあらかじめ取り決めを決めておけばある程度は解消されるはずです。東京の色々な会場でもやっていますが、事前に外部のクリエーターがブライダルサロンなどに行き、当日の注意事項などを聞き、同意書にサインするというものです。

そのサインがあった上でなにか起きても、きちんとクリエーター側に責任を問うこともできます。また事前に打ち合わせをすることで、どんな人が来ることになるのか確認もできるので、そういった打ち合わせ・署名ということをしていけば良いと思います。

また登録制のようにして、結婚式場とフリーランスで活動しているカメラマンやヘアメイクと一度打ち合わせをして許可が出せるクリエーターを登録しておき、その事前登録がないと撮影ができないなど、結婚式当日の制限ではなくその前に制限をすることでリスクを軽減、管理するということもありだと思います。

クオリティ、ブランディングについて

こちらは正直あまり危惧しなくても大丈夫かな、と個人的には思ってしまいます。

新郎新婦がその外部の方のクオリティに納得して頼んでいるわけですから、そこのクオリティに関しては結婚式場側は何も気にしないで良いと思います。

またSNSのブランディングに関しても、フリーランスでやってる人は自分も含めて、自分がフリーとして携わったということを伝えたいので、会場のブランディングを壊すようなことにはなりません。

SNSなどでは逆に結婚式場側がリーチできない部分に、フリーランスのクリエーターがPRできるので、認知度や会場側が大事にしているブランディングや価値観はもっと広まっていくことも考えられます。

こちらのクオリティ、ブランディングという部分に関しては広告する人が増えるという形で前向きに捉えてもらえたら嬉しく思います!

考えてみて思ったこと

今回、結婚式場側の立場で色々考えてみましたが、リスクなどを考えるとなんでもかんでもOKということは難しいなと改めて思いました。

結婚式場の立場で考えたときには、全くわからないフリーランスのクリエーターを呼ぶと言われたら不安になる気持ちもわかりました。今まで自分はどの会場でもあらかじめプランナーさんに挨拶に行き、当日の注意事項を確認していますが、この部分は変わらずやっていきたいと思います。

今後、フリーランスと結婚式場の協力関係は増えてくると思いますので、フリーランスは結婚式場に対してメリットあることを、結婚式場はフリーランスを呼ぶことのメリットを考えて行動に移していかないと、そこの結婚式場で挙げた新郎新婦の2人や、今後そこで挙げる方々に良い提案やコンテンツを提供できなくなってくると思います。

何か気になることがあれば、遠慮なくコメントやお問い合わせ頂ければと思います。

LINE@ではタイムリーにやりとりができますので、もしよろしければ追加しておいてもらえたら嬉しいです!

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