逆に危ない結婚式のコロナ対策

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こんにちは。

ウェディングを中心に活動しているフォトグラファーの高野です。

ウェディング以外にも、家族写真や企業写真、フード写真など多岐に渡り対応しておりますので、何か気になればお気軽にご連絡ください。

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今回は、インスタグラムやニュースなどで見た中で、いやそれは違うんじゃないかと思う結婚式場のコロナ対策について書いていきます。

結婚式場でのコロナ対策

晴れの日にたくさんの人が集まる結婚式というのは、コロナへの対策が必須です。

もしここで何か起きてしまったら、誰も悪いというわけでもないのに、新郎新婦の2人は責任感を感じてしまうし後味が悪くなってしまいます。

当日迎えることが出来たから良いというわけではなく、今の風潮として結婚式の2週間後に陽性反応者が出ないというところまでワンセットで考えられています。

最後まで気を抜かず、コロナ対策を気にして最高の1日にしていきましょう。

結婚式場も最近は色々と対策を施していますが、全てが適性かというとそうでない部分もあるかと思います。

新郎新婦のあなたがたが認識しておくことで、対策を適性に施すこともできますので、少し大変かもしれませんがまずは認識をしっかりしておきましょう。

結婚式場で手袋をつけるという対策

間違っていると考えられる対策は、手袋をつけるです。

マスクを従業員やゲストの方がすることはもちろん、飛沫防止シートなどを受付前に設置したり、至る所に消毒液を設置しておくことは、対策としては今や当たり前になっていますし、効果的だと思います。

ただ、結婚式場によっては手袋をするということを対策の一つとしてとっているところがあります。

受付担当の方に手袋をしていただき、ご祝儀の受け渡しなどを直接手で触れないように依頼している会場もあるようです。

手袋をすることで、コロナをはじめとするウィルスに効果があるのか、対策として正しいのか色々調べてみました。

色々と調べた結果、手袋はむしろ逆効果だと思って良いと思います。

手袋をする効果

手袋をすることでの効果の大きな一つは、自分の手を汚さないというものです。

汚さないなら良いじゃんと思うかもしれませんが、それはウィルスレベルでは意味がないのです。手袋に無数の穴があいていて、その隙間から細菌は入ってきます。

また自分の手は汚れないかもしれませんが、その汚れた手袋で何かを触ることで、その触ったものに汚れが写ります。結果、素手と変わりありません。

悪い意味での効果として、手袋をして予防しているという安心感から手袋をつけた状態で色々なものを触り、菌を広げてしまう可能性が高いということです。

専門家もこう伝えています。

感染対策としては不適切だと思います。

手袋をしていることによって、「自分の手は汚れない」という安心感があるのかもしれません。しかし、手袋にはピンホールという目に見えない小さな穴が一定の割合で開いています。このピンホールは、使用することによって多くなります。

また、長時間同じ手袋を使い続けると汚染がひどくなり、そのまま様々な物や場所を触ると「汚染を拡げる」というリスクを高めることになります。

よって、一般社会では感染対策として手袋を着用するより、適切なタイミングで手洗いや手指消毒を実施する方が有効だと思います。

引用元:FNNプライムオンライン(https://www.fnn.jp/articles/-/60768)

手袋の上から消毒すれば良い?

手袋の上から消毒液かけたり、使用が終わったら、消毒してまた使えば良いと思う方もいると思いますが、意味がありません。

まず消毒液をかけるというのは効果的に見えるかもしれませんが、手袋に穴があく可能性があり、よりリスクを高めます。

またいくら消毒液の揮発性が高いといってもビチャビチャになってしまい、その後そのん手袋での対応はできなくなります。

こういった理由から手袋に消毒液をかけて消毒していけば良い素手より安心でしょ、という考え方は間違っていると言えます。

お医者さんの手袋は?

医療関係者は手袋をつけていますよね。

医療関係者のみなさまはずっとつけっぱなしにしているわけではなく、一回使用するたびに捨てて新しい手袋をつけています。毎回清潔な新品の手袋を作ることで余計なウィルスや菌を持ち運ぶということは起こり得ない仕組みになっています。

ウェディング(結婚式場)でも同じように出来れば、手袋をつけた状態での接客や受付対応もできると思います。ただ、現実問題何かを触るたびに、接客するたびに、ご祝儀を受け取るたびに手袋を変えることはできると思いますか?

いくら招待するゲストが減った状態でも何十人もの対応をその都度手袋をかえて対応するというのは、時間的にもなかなか難しい状況です。

また、手袋を外すときも気をつけないと手袋の表面についているウィルスや細菌を掌に結局つけることになります。そうしたことを気にしながら手袋をつけて外してを繰り返す必要があります。

時間の決まった中で、自分の手に菌がつかないように意識しながら手袋を外し、新しい手袋をつけて、1人対応したらまた気をつけて外して・・・という行動は現実的ではないです。

医療関係者が手袋をつけているから、同じように手袋をつければ感染防止になるという考えはあまりにも安直で危ないです。

手袋をつけている=対策しているというわけではないということがわかって頂けたかと思います。

なんとなく手袋をしているから安心という考えは危ないので、もし今そう考えていた方がいたらきちんと考えていきましょう。

手袋をするよりも、消毒液でこまめに除菌して対応する方が確実です。

ポーズでなく、きちんと効果的な対策を

これは結婚式場に伝えたいことですが、手袋をつけることへの効果など調べましたか?

たしかにぱっと見では対策している風には見えます。ただ、あくまでも「してる風」です。結局それはポーズでしかないんですよ。

手袋をして対策した気になっているのは何も対策していないよりもタチが悪いです。

それを受付の方やゲストにも押し付けるように手袋の着用を要求していて、もし何かあった場合、そのゲストの方々が誰よりも悩み後悔します。新郎新婦の2人ももちろん責任を感じたりしてしまいます。

そうしたことは絶対起こしてはいけないんです。対策してますとアピールすることは良いですが、きちんと調べて、確認して、効果があることをして欲しいです。

受付などでは、手指消毒液を受付において、芳名帳に記名してもらう前に消毒、受付係のゲストにはご祝儀をもらったら消毒するという流れにした方が確実に対策になりますし、時間もかかりません。

事前にご祝儀を渡すことも検討してみては

人と人の接触があることがリスクになるということなので、ご祝儀や芳名帳はオンラインもしくは事前にという手もあります。

ご祝儀は振り込みや電子マネーでも対応できます。

また当日の出席確認なども含めたシステムはこうしたものがありますので、こういうサービスを使ってみるのも対策の一つになると思います。

オンラインウェディングカード

海外ウェディング文化が参考になるかも

コロナなどが始まる前から、アメリカなどでは流行っていたものですが、今回のコロナの影響があってその価値をさらに高めたと個人的に思う文化がありますので、紹介させて頂きます。

直接ゲストの方と触れ合うことなく、招待状やご祝儀など様々なものがオンラインで完結できるようになっています。

新郎新婦専用のHPを作る

数年前から海外で流行っているのは、自分たち新郎新婦専用のHPを作ってそのURLをゲストの方達に送るというものです。

HPなんか作ってどうするの?と思うかもしれませんが、ここに以下のような2人の情報をまとめておくと、結婚式当日よりも前に2人のことを知れますし、結婚式がおわったあとにも見返すことができます。

どんなコンテンツをHPに入れているのか簡単にですがご紹介します。

2人について(プロフィール)

2人のプロフィールについてHPにまとめて書いておきます。日本ではプロフィールムービーなどでお伝えしていることを写真と文章でHPに掲載します。

もちろん動画を載せることもできるので、今まで通り作成したプロフィールムービーを載せることもできます。

結婚式場の案内

結婚式の会場までの道順などのアクセス情報をHPに載せることで、来られるゲストの方が当日スムーズに移動することができます。

Google mapなどを埋め込むことで、スマホからすぐにMapを開いて現在地とルートを確認することができますので、地方から来られるゲストの方などにはかなり良いコンテンツだと思います。

また二次会の案内などもこちらのHP上で記載しておくことで、LINEなどから教えてもらった場所がどこかを探すよりも、HPにアクセスすればわかるということでゲストの方の労力を少し減らすことができます。

結婚式後の2人の写真

結婚式がおわったあとの写真をゲストの方々と共有できるように、HPで公開すれば個人個人やグループのLINEに写真を送らなくてもすぐに共有することができます。

2人からのメッセージ

結婚式を挙げる新郎新婦2人からのメッセージをHPに載せておくこともお勧めです。

当日は慌ただしくなってしまったりして、ゲストの方にメッセージを伝える時間がなかったり、焦って忘れてしまったりすることもあると思います。

HPにゲストの方々へのメッセージを書いておくとそういったことを防止することができます。

直接個別でご挨拶したい方には、こちらのメッセージと別でご挨拶することをお勧めします。

いくら便利になったからと全てそれに任せてしまうと、暖かさや気持ちが思ったように伝わらない場合もありますので、使い分けするという意識を持つことが大切になります。

その他

今はやろうと思えば、全てオンライン上で完結して、当日ゲストは手ぶらで結婚式場に来て頂き楽しんでもらうということも可能です。

アメリカではご祝儀という文化がないので、Amazonの欲しいものリストを作って公開して、それぞれゲストに購入頂いたりもしているようです。

招待状や出欠確認もHPに組み込んでおくことで、返信葉書の内容を確認したり集計したりという手間を減らすこともできます。

HPのコンテンツとしてこうしたものを組み込んでおくことで、招待状や料理のメニューリストなども削減できるので、オンライン上で全て完結することができます。

プロフィールムービーなどはHPにのせて、会場では流さないということにすればゲストの時間や余興の時間を作り出すこともできます。

全てをオンラインで完結させなくとも、こうしたHPを作ることで直接接触するというリスクを減らしつつゲストの方と写真や情報を共有することができます。

まとめ

結婚式は色々な人を呼ぶということで、慎重にならざるを得ない状況です。

ただ、慎重になる方向を間違えてしまうと結果的に対策になっていないという状況にもなってしまいますので、ポーズではなくきちんとした対策をしていく必要があります。

コロナについては、新郎新婦・結婚式場・各クリエーターがそれぞれきちんと向き合って考えていかなければいけないと思います。

結婚式を実施する2人と参加されるゲストの方々が少しでも安心感をもって、当日思いっきり楽しむためにも知識をつけて考えていくということは自分たちのような業者にとっての課題です。

新郎新婦専用のHPを作って完結させることで、当日のフローもシンプルにすることができますので、ゲストの方との時間を確保しつつ、コロナ対策としても成り立ちます。

ただ全てHPに載せることが味気ないと思ってしまう方ももちろんいらっしゃると思います。全て載せなくてはいけないというわけではないので、その辺りはお二人で話し合って考えてもらえたら嬉しいです。

これからも色々と調べて、発信していきますので、何か気になることがあれば遠慮なくお問い合わせください。

少しでも残して欲しい、楽しんで欲しい

今こうした状況の中で、少しでも何か形に残るものを作っておいて欲しい、楽しめることを経験して欲しいと思っています。

先日こうしたお知らせを出させて頂きましたが、追加で以下の対応を取らせて頂きたいと思います!

 

エンゲージメントフォトの以下プランをご依頼頂いた方は結婚式撮影のご依頼をいただければ、結婚式撮影の金額を一部サービスさせて頂きます。

【エンゲージメントフォト通常料金】
平日:20,000円+TAX
休日:30,000円+TAX

エンゲージメントフォトの通常プランはこちらに詳しく記載しております。

こちらをお申し込み頂いた方は結婚式撮影のご依頼の際に10,000円オフさせて頂きます。

問い合わせフォームもしくはライン@でお問い合わせなど受け付けておりますので、何か少しでも気になることがあれば、こちらから追加してもらえればと思います。

撮影以外でも気になることなど聞きたいというだけでご連絡頂いても問題ございません。
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