結婚式にまつわる迷信アレコレ
梅雨の時期になり、結婚式当日の天気がどうなるのか不安になる方も多いですよね。
梅雨があけても、日本だと台風も毎年コンスタントにぶつかってきますし・・・
雨だとテンションが下がってしまう方もいると思います。ただ、結婚式当日に降る雨には良い意味があります。
どんな天気だったとしても、新郎新婦の二人がよかったと思ってもらえるように、そういった情報もお伝えできればと思っています。
天気以外にも、結婚式にこんな意味があったんだという発見もあると思うので純粋に楽しんでもらえれば嬉しいです。
日本ではあまり馴染みのないものもありますが、自分の結婚式に取り入れることもできるので、参考にしてみてください。
結婚式当日が雨だったら
結婚式当日に雨が降ってしまうこともあります。
雨が新郎新婦のこれからの悲しみなどを流してくれるという考えがあります。結婚式当日に雨が降ることで、新郎新婦これからの人生に涙を流さないようにしてくれているという事です。
そう考えるとラッキーですよね!今後涙を流すことよりも二人で笑っていられる時間が多くなるんですから。
日本のことわざでも、「雨降って地固まる」というものもあります。雨が降ったあとの地面はよりしっかりと固まり、強固なものになっていくという意味です。
日本のことわざで考えても、雨が降った結婚式当日以降は、二人の絆や関係性ががっちり固まると考えると当日の雨も悪くないと思います。
また、雨は豊穣と浄化を意味しているともされていて、子宝に恵まれるという考えもある地域もあります。
カメラマンという面から考えても、雨の日だからこそ撮れる写真というものもありますし、必ずしも雨=悪とは捉えられないです。雨だからこそ撮れる表情、撮れる写真があり、それは他の日では残すことができませんので雨だからよかったと思うこともあります。
Something Four
あまり日本では馴染みがないですが、欧米の結婚式では一般的になっている考えになります。
Something Fourと表記されている通り、4つのものを花嫁さんが身に着けることで、幸せな結婚生活を送れるようにするというものです。
Something Old
何か古いものを身に着けることです。
なぜ古いものをというと、祖先などから続く幸せを引き継ぐという意味だったり、伝統を引き継ぐという意味があるからです。
祖母や母が使ったドレスやヴェール、リボン、指輪やネックレスなどの装飾品を身に着けることが多いようです。
こういった慣習を別に考えても、自分の母親やおばあちゃんが使ったものを自分の結婚式でも使えるというのは、歴史を感じられて、繋がりを感じられて素敵だなって思います。
Something New
古いものとは逆で、何か新しいものを身に着けることです。
これから始まる結婚生活を意味していて、これからの結婚生活が充実した素敵なものになるようにという願いをこめて、身に着けるアイテムを新調します。
一般的には下着、グローブ、ハンカチ、アクセサリーなどを購入して、結婚式当日に身に付けられています。
ウエディングドレスを購入される方は、ドレスがSomething Newになりますが、実際には金額的にもかなりの額になってしまいますので、下着やアクセサリーなど新しく買ってみてください。
こうしたおまじないや願掛けの意味があると知ってからの買い物は楽しく感じませんか? 結婚式のために新調してお気に入りのものを買ったら、当日それを身に着けることが楽しみになりますので、結婚式当日が今よりも待ち遠しく感じると思います。
Something Borrowed
何かを借りて身に着けることです。
幸せな結婚生活を送っている二人の幸せをわけてもらって、自分たちの結婚生活を幸せなものにしていくという意味があります。
誰からでも借りて良いというわけではなく、すでに結婚していて幸せな結婚生活を送っている友人などから借ります。
どんなものを借りるのかという点ですが、どんなものでも大丈夫です!当日見えない場所でも、身に付けられるものを借りましょう。
Something Blue
青い何かを身に着けることです。
青色はキリスト教の聖母マリアの象徴とされていて、愛情や忠誠、純潔を表しているそうです。
欧米ではガーターに青色のリボンをつけることが多いようですが、少し日本だとハードルが高いかもしれませんね。
そういった方には、ブーケのリボンを青色にしたり、ドレスのサッシュベルトを青色にしたりすることをおすすめします。
もちろんそれ以外にも、どこかに青色の何かを使えればそこに使ってもらえればと思います!
難しく考えすぎないで
この4つの何かを用意するということで難しく考えてしまうと、結婚式の準備が大変に感じてしまったりつまらなくなってしまいますので、気楽に考えてくださいね。
どういう古いものが良いのかお母さんと話したり、どういう新しいものが良いのかパートナーと話したり、友人に協力してもらうことで話すことが増えたり、色々なひととの会話のきっかけくらいに考えても良いと思います。
自分だけで準備するというよりも、こういったジンクスをきっかけにゲストの人と作り上げていける事が素敵だと思いますので、頼れるところは頼って準備進めていきましょう!
ワイングラスを割る
ユダヤ教の結婚式で主に行われる儀式ですが、ワインを飲み干したあとにワイングラスを踏んで割ります。
割れてしまうことだったり、壊れてしまうというものが結婚式で行われてしまうと少し不吉かなと思ってしまう方もいると思いますが、この行為はユダヤ教の結婚式では当たり前に行われています。
挙式のラストに、ラビ(神父さんのようなもの・ユダヤ教の指導者)がワインをグラスに注ぎ、それを新郎新婦が飲み干したあとグラスを床に落として割ります。
大きな意味合いとしては、「エルサレム神殿の破壊を心に刻むため」と「2度と独身に戻らないように(末長く二人で歩む)」の2つがあるようです。
エルサレム神殿の破壊を心に刻むためというのは、迫害されたユダヤ教の歴史からきており、自分たちのアイデンティティを忘れないようにするという意味があるそうです。
宗教の背景などによっても、儀式の内容が変わってくるのは面白いですよね。
こういった意味での儀式が世界にあると知っていれば、ハプニングがあっても心穏やかに過ごすことができるかもしれないなーと思いました!
披露宴の最中にゲストの誰かがグラスを割ってしまっても、「末長く二人で歩んでいく」っていうメッセージかな?と捉えられたりするんじゃないかなと。
日本の文化は結構独特だと思っていて、仏教やキリスト教などの良いところをミックスして独自の文化を形成していっています。なので、こういったことを知って色々とブラッシュアップされていけば良いなと思っています。
乾杯がシャンパン
披露宴が始まるときには、ビールではなく、シャンパンで乾杯をしますよね。
これにも意味があってシャンパンにしています。もちろん強制ではないので、乾杯をビールをしてもOKです!
天使が祝福してくれている
シャンパンが注がれたときに、パチパチと泡が音を出しますが、それを天使が拍手して祝福してくれるという意味があってシャンパンを乾杯のドリンクにしているという背景があります。
二人の門出を天使が祝福してくれているという考えはロマンチックで素敵ですよね。
シャンパンの泡が幸せを意味している
フランスのシャンパーニュ地方では言い伝えとして、シャンパンの泡は幸せの意味があるとされています。
その泡がグラスの下から上に止まる事なく上がっていく様子を、幸せが止めどなく続いていくという意味で捉えられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだ結婚式にまつわる背景やストーリー、迷信などがありますので、小出しにはなってしまいますがまたたくさん紹介させて頂きたいと思います。
色々な地域のウエディングの文化を知ることで結婚式の捉え方の幅を広げたり、楽しみが増やすことができます。
良いところをもらって、自分たちのモチベーションをあげたり、結婚式の準備を楽しんでもらうきっかけになれば嬉しいです!
問い合わせフォームもしくはライン@でお問い合わせなど受け付けておりますので、何か少しでも気になることがあれば、こちらから追加してもらえればと思います。
撮影以外でも気になることなど聞きたいというだけでご連絡頂いても問題ございません。