【スマホ編】セルフ前撮りのコツ

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こんにちは。

ウェディングを中心に活動しているフォトグラファーの高野です。

ウェディング以外にも、家族写真や企業写真、フード写真など多岐に渡り対応しておりますので、何か気になればお気軽にご連絡ください。

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最近、新郎新婦のお二人だけで前撮りをされる方も増えてきたので、ポイントいうかコツをお伝えしていければと思います。

スマホで撮るセルフ前撮り

今回の記事ではスマホでのセルフ前撮りでのポイントになります。

こんな人にお勧めの記事になっています。

  • スマホで綺麗に撮れない
  • 構図がわからない
  • 撮る写真が普通すぎて何かつまらない

セルフ前撮りに用意しておいた方が良いもの

スマホだけでも撮影はできますが、それだとバリエーションが少なくなってしまいますので、せめてこれらは買っておきましょう。

三脚

スマホ用の三脚を買っておきましょう。スマホだけを持っていっても、どこにも固定できずに撮りたい場所で撮れないということもあり得ますので、安いものでも良いので買っておきましょう。

大体2000円から3000円で売っています。もっと高いものもありますが、この価格帯のもので全く問題ありません。今回Amazonのリンクを貼らせて頂いた三脚にはBluetoothリモコンが付属されていますので、遠隔での撮影が手軽にできると思います。

またスマホが横でも縦でも撮影できるつくりになっていることが重要です!この三脚はその点もクリアしています。

他にも撮影する場所によっては足場が安定しないところだったり、置く場所がない場合もあります。

そのときはこういった足がグネグネで動かせる三脚が便利です。ただ、足の長さは長くないので、例えばガードレールのようなものやポール状のものに巻きつける使い方がメインになると思います。

こちらにもBluetoothのリモコンが付属されていますので、遠隔での撮影が楽にできます。

前撮りのポージングの参考写真

自分たちだけでの撮影だと、誰も指示を出してくれませんので、ポージングなども自分たちで考える必要があります。

実際に撮るぞ!となったときに結構ポージングや撮りたい写真など忘れてしまったり、どうして良いかわからなくなってしまうことが多いので、どんな写真が欲しいのか、どんなポージングの写真が良いのか事前に調べてスマホに保存しておきましょう。

当日はそれを一つ一つ消化していくようにすると、スムーズに撮影できると思います。

前撮りで使う小道具

自分たちだけでももちろんOKですが、バリエーションに幅を持たせるためにも小道具が少しあっても良いと思います!

フォトプロップスやガーラント、ブーケなどです。

ただあまり多く持って行ったり、大きいものや重いものを持っていってしまうと、当日それを持ちながらの移動はかなり体力を削られるので、自分たちが無理なく持てる範囲で用意されることをお勧めします!

スマホでの撮影のポイント解説

スマホでの撮影のポイントをいくつかこちらで解説していきたいと思います。

今回はiPhoneをベースに説明していきますが、Andoroidでも少し操作性が違うだけで同じ様に撮影することはできます。Andoroidの方でわからないという方は機種を教えて頂ければ個別にお伝えさせて頂きます!

iPhoneはそのまま撮影しても、綺麗に撮影できますが、少し意識するところを増やすだけでグッと良くなりますので、覚えておいてもらえればと思います。

明るさの調整の仕方

そのまま撮影すると、iPhoneが明るさを計算して合わせてくれますが、実際に欲しい明るさで撮ってくれるとは限りません。

そのため、撮影するときには自分で明るさを決めておきましょう。

iPhoneのカメラを起動したら、ピントを合わせたいところを長押しします。そうするとAF/AEロックという表示がiPhoneの上の方に出てきます。

それと同時にピントを合わせた四角のマークの右側に太陽マークが出てきます。その太陽マークに触れて上下にスライドさせると明るさを変更することができます。

ここで大事なポイントは、先にAF/AEロックを行うということです。これはどういうことかというと、そこにピントをロックするのと同時に明るさを固定するということです。

これをしないと、せっかく明るさを変えたのに、自分が立ち位置に戻るときにはiPhoneがまた自動で明るさを調整してしまうので、明るさを合わせる意味がなくなってしまいます。

ですので、AF/AEロック→太陽マークで明るさの調整という順番は確実に守りましょう!

暗くしすぎてしまったり、明るくしすぎてしまうと画質が荒れてしまいますので、自分の許容範囲の中で調整しましょう。

AF/AEロックをした状態

AF/AEロック状態で、太陽マークを上に思いっきり上げた状態

AF/AEロック状態で、太陽マークを下に思いっきり下げた状態

どんなシーンで明るさを調整すべきか

どんなシーンでこの明るさの調整をすべきかというと、逆光や半逆光の状態のときには、この明るさの調整を絶対にすべきです!

逆光で撮影する場合に、考えなきゃいけない/決めなきゃいけないことは、2人の顔がわかるように明るくするか、2人をシルエットにするために暗くして背景の明るさに合わせるのかということです。

iPhoneをむけただけでは、おそらく中途半端に2人が暗くなると思います。シルエットに近いけどほんのり写ってて、みたいな状態です。その明るさでも良い場合はそのままAF/AEロックだけして撮影で問題ありませんが、もっと明るくしたい、もっと暗くしたいという場合には、太陽マークを上下して調整する必要があります。

逆光でも明るさの調整をすることで、ある程度写すことはできますが、すごく綺麗にというわけにはいきませんので、逆光よりも半逆光程度に抑えて立ち位置を調整することをおすすめします。

構図で気を付けること

明るさの調整ができたら、あとはどこをどう撮るのかが大切になってきます!

構図で覚えておいて欲しいものは2つです。この2つを覚えておけば問題ありません。プロが撮る写真の8割以上はこの2つ構図になっていると思います。

日の丸構図

その名前のままで、日の丸のイメージのように画面のど真ん中に被写体を置く構図です。この構図は単調に思えるかもしれませんが、見せたいものにすぐに視線を誘導させることができますので、インパクトを出した写真が撮りやすいです。

さらにひと工夫として、上下左右のスペースを気持ち多めに取っておくと、同じ日の丸構図でもまた少し違った雰囲気で撮影することができます。

画面の真ん中に被写体を置く日の丸構図

3分割構図

画面を縦横それぞれ3つのブロックにわけて考える構図です。

この構図を意識するだけでスマホでもデジカメでもレベルは確実に上がります。

どんな構図かというと、縦横をそれぞれ分けた線(グリッド)の交わる点の部分に被写体を置く構図のことです。

この構図の使いどころのお勧めとしては、背景と自分たち(被写体)を合わせて撮りたいときです。この構図を使うとバランスが取りやすいですし、左右どちらかにスペースができるので、見る人の視線を動かすことができます。

そのため見ていても単調とは感じずに写真に集中することができるような構図になっています。

この線の交わる4つのポイントに被写体を置く構図

右下の点に合わせた状態

右上の点に合わせた状態

こんな感じで重なる部分に被写体をもってくる構図です。

このサンプルだとイメージ湧きづらいと思いますので、カメラで

撮影した中でサンプルを出しておきますので、ご確認ください。

左下の点に被写体を合わせたイメージ

右下の点に被写体を合わせたイメージ

左下の点に被写体を合わせたイメージ

明るいうちに終わらせる

一応ポイントとして、こちらもお伝えさせて頂きます。

すでにほとんどの方がお気づきかと思いますが、iPhoneをはじめとするスマホのカメラが高性能になったといっても、やはりまだカメラには敵わず、暗いシーンでは画質の劣化が激しくなってしまいます。

モノクロにすれば、そのノイズや荒い感じがマッチするので、それはそれで良いんですけどね。。

ただ、やはり綺麗に残すのであれば日が沈む前に撤収できるようなスケジューリングを組みましょう。

撮影していくと、これも撮っておきたいという気持ちが出てきて、自分たちが思っているよりも時間を使ってしまいますので、スタートする時間と終わりにする時間は少し余裕をもって考えておくことをお勧めします。

最近のiPhoneはナイトモードが使えるようになったので、ある程度暗くても対応できるようにはなっていますが、なるべく明るいうちに切り上げる方が確実です。

動画から一部を切り取る

欲しい写真が2人が歩いているような動きのある場合はセルフタイマーやリモコンだとなかなか成功率は上がらないと思います。

もちろん何回もトライして成功させることが一番良いと思いますが、比較的労力が少なく成功率をあげるには動画から一部を切り取るという方法です。

動画を撮るときの設定としては、ブレないようにすることを優先にするか、画質を優先にするかで考えて決めましょう。

ブレないようにしたい

なるべくブレないような写真を動画から切り取りたい場合は、スローモーション撮影をしましょう。

スローモーションの設定は「設定」の「カメラ」から変えられます。昼間であれば240fpsという設定がお勧めです。

画質を優先したい

画質を優先して綺麗に切り取りたいという場合は、スローモーション撮影ではなく、通常の動画撮影で行います。

そのときにカメラの設定を4Kにしておくと綺麗に残すことができます。ただ、その場合ファイル容量が大きくなってしまいますので、iPhoneの容量に余裕をもっておきましょう。

この写真の場合は1080p/60fpsになっていますが、ここを変更することで4Kでの撮影が可能になります。4Kにする場合は4K/60fpsにするのがお勧めですが、この写真に注意書きがあるように容量がかなり大きくなってしまうので注意が必要です。

この◯◯fpsという数字は、大きくなればなるほどブレにくくなるという認識で大丈夫です!

動画の切り取り方と注意点

動画をどう切り取るか、シンプルな方法を紹介します。

それは使いたい場面を一時停止してスクリーンショットを撮るだけです!それを写真として使うことができます。

注意点
iPhoneの写真の縦横比は4:3ですが、動画は16:9になりますので、合わせて使う場合は縦横比が違うということを知っておいてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

iPhoneでも光や構図の使い方を意識すれば、自分たちで前撮りを撮影することも可能です!

明るさをどうするか、背景と含めて構図をどうするのか、ポーズはどういうのが良いか、これらをあらかじめ考えておけば、当日の撮影はスムーズにいくはずです。

iPhoneだけだと、手を伸ばして撮るセルフィー のパターンしか撮影できませんので、安いものでも良いですからスマホ用の三脚を用意しておきましょう。

撮影した写真の編集をどうするのかはまた別記事でまとめたいと思いますので、そちらは記事が完成しましたら追記させて頂きます!

2人で試行錯誤しながら撮影した写真は出来不出来よりも、その経験が思い出になりますし、2人で共有できる大切な時間になると思いますので、撮る価値はそれだけでも十分にあります。

前撮りやエンゲージメントフォトは場所、時間関係なく対応しておりますので、少しでも気になればお気軽にお問い合わせください。

少しでも残して欲しい、楽しんで欲しい

今こうした状況の中で、少しでも何か形に残るものを作っておいて欲しい、楽しめることを経験して欲しいと思っています。

先日こうしたお知らせを出させて頂きましたが、追加で以下の対応を取らせて頂きたいと思います!

 

エンゲージメントフォトの以下プランをご依頼頂いた方は結婚式撮影のご依頼をいただければ、結婚式撮影の金額を一部サービスさせて頂きます。

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平日:20,000円+TAX
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エンゲージメントフォトの通常プランはこちらに詳しく記載しております。

こちらをお申し込み頂いた方は結婚式撮影のご依頼の際に10,000円オフさせて頂きます。

問い合わせフォームもしくはライン@でお問い合わせなど受け付けておりますので、何か少しでも気になることがあれば、こちらから追加してもらえればと思います。

撮影以外でも気になることなど聞きたいというだけでご連絡頂いても問題ございません。
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